COI研究推進機構の工藤重光URA(産学連携担当)が、大学等が保有するサケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの産業化に資する技術シーズを活用し、プロジェクト初期から商品化まで積極的に行ったコーディネート活動及び、青森県の地域特性を生かした多様な特筆すべき産業集積を実現した実績について高く評価され、平成26年度イノベーションコーディネータ表彰「イノベーションコーディネータ大賞 文部科学大臣賞」を受賞することとなり、11月11日(火)につくば国際会議場(茨城県つくば市)で行われた表彰式において、同賞が授与されました。
「イノベーションコーディネータ表彰」は、独立行政法人科学技術振興機構(JST)により、産学官連携による研究開発及び企業化をコーディネートした人材を表彰することを目的として、平成21年度に創設されました。
工藤氏は、平成18年1月に本学に採用されてから今年の4月末まで地域共同研究センター産学官連携コーディネータとして活動し、数多くのプロジェクト体制の構築に携わり、外部資金を獲得しながら研究推進を図ったことに加えて、多くの商品を市場に出すことに成功し、地域産業の活性化にも貢献してきました。
特に本学の技術シーズであるサケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの事業化に向けた「文部科学省都市エリア産学官連携促進事業」では、研究の推進、企業や関係機関との体制構築に活躍し、後継事業である「文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラム(都市エリア型)」の採択に繋がった業績は大きく、この度の受賞に至った大きな要因と言えます。
表彰式当日は、文部科学省 科学技術?学術政策局 産業連携?地域支援課長の坂本 修一 氏、独立行政法人科学技術振興機構 理事長 中村 道治 氏より表彰状と記念品のトロフィーが授与されました。
表彰式に続いて工藤氏から受賞講演があり、今まで関与してきたプロジェクトが紹介され、現在に至るまでコーディネータ活動を支援して下さった全ての方々に対し、感謝の言葉を述べられました。