1月23日(金)、弘前大学ボランティアセンターは、弘前市の共催を得て、第3回市民ボランティア講座『野田村の震災前から現在まで』を開催しました。
当センターでは、東日本大震災発生後の平成23年4月11日より、「チーム?オール弘前」として毎月、岩手県野田村でボランティア活動を行っています。それに加えて、市民ボランティア講座を開催することで、より多くの弘前市民や188体育官网-【体育娱乐】@がボランティア活動の実状やその重要性を幅広く理解することで、ボランティア活動へ積極的に参加してもらうことを目指しています。
同講座には、市民?188体育官网-【体育娱乐】@?スタッフを合わせて約70名が参加し、平野潔氏(人文学部准教授)が進行をつとめました。李永俊副センター長から開催の挨拶と講師紹介の後、講師の貫牛利一氏(チーム北リアス現地事務所長?久慈広域観光協議会専務理事)による講演『野田村の震災前から現在まで』が行われました。
講演ではチーム?オール弘前が定期的に通う野田村の写真スライドが多く提示され、知っている場所の写真やまつりの様子、交流の様子が写るたびに会場からは笑顔がこぼれました。しかし、貫牛氏自身の震災体験で妻子が間一髪で津波から逃れたことなどを語り、被災直後の様子が写されると聴講者は真剣な表情となりました。貫牛氏は、現在は特産品生産の復活や多くのボランティアとの交流活動を通じて、穏やかな日常を取り戻しつつあることを強調し、チーム?オール弘前の顔見知りのボランティアたちが、自分たちが何かをしようと思う時に肩を押してくれたりアイディアをくれたりするのだと、継続的なボランティア活動の重要性を語りました。
質疑応答では、会場からも活発な発言があり、188体育官网-【体育娱乐】@の新井さんは「これまでも野田村に足を運んでいるが、まだまだ知らないことがたくさんあった。今後も活動を続けたい」などと話しました。