弘前大学出版会では,平成25年1月から平成27年12月までに同出版会から刊行された21作品の中から,優れた作品を選定し「第7回弘前大学出版会賞」として表彰を行いました。受賞作品には,人文社会科学部の黄孝春教授と平本和博氏の共著『りんごをアップルとは呼ばせない―津軽りんご人たちが語る日本農業の底力―』が選ばれました。本書は,多彩な青森のりんご産業関係者への3年半にわたる丹念な取材?調査をもとに,多方面から検討を行って執筆されており,調査研究の成果が地域社会に生かされる事例としても意義が大きいものです。学術的厳密性を保つ記述スタイルでありながらも,一般的読者への配慮を忘れることなく,専門家以外の読者にも読み物として楽しめるように工夫されており,地元の書店週間ベストセラー等,地域の反響が大きかった作品でもあります。
7月4日,弘前大学において表彰式が行われ,佐藤敬188体育官网-【体育娱乐】@をはじめ,学内外の関係者が列席した。受賞者には,足達薫編集長から記念のガラス製表彰楯が贈られた。受賞作は,各誌に書評等が掲載されたほか,図書館協会選定図書にも選定され,全国に本学の研究成果を広く発信した。りんごに関する総合研究力を有する本学にとって,地域に根ざした大学として取り組みの一端を内外に示した作品である。
平成16年に学内組織として設立された同出版会は,大学教員の研究成果をはじめ,教養書,教科書,地域の特色や文化の紹介など活発な出版活動を行っている。6月末時点での累計出版数は182点となり,さらなる事業の普及?振興に努めている。
記事内容は次のリンクからご覧いただけます。
東奥日報 2016年7月5日(火)24面掲載
『黄さんと平本さん弘大出版会賞受賞』
※東奥日報社の許可を得て掲載しております。
(この画像は、当該ページに限って東奥日報社が利用を許諾したものです。)
陸奥新報 2016年7月5日(火)2面掲載
『黄教授らに出版会賞 県産リンゴ 多角的検討を評価』
※陸奥新報社の許可を得て掲載しております。
(この画像は、当該ページに限って陸奥新報社が利用を許諾したものです。転載ならびにこのページへのリンクは固くお断りします。)
<第7回弘前大学出版会賞>
?「りんごをアップルとは呼ばせない ―津軽りんご人たちが語る日本農業の底力―」(黄 孝春?平本和博 著)