弘前大学では、幹部級職員を主な対象とした社会連携や地域貢献に関わるFD?SD事業として、青森県平川市 長尾忠行 市長による講演会「目指す『平川らしさ』~7つの挑戦~」を、平成29年1月31日(火)に弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールで開催しました。
この講演会は、文部科学省「地(知)の拠点整備事業」において、全学的に地域を志向した教育?研究?社会貢献を一層推進し、地域の再生?活用化の拠点となる大学を形成するため、平成28年6月に連携?協力に関する協定を締結した平川市の施策に対する見識を深めることを目的として開催されたものです。
講演会には、佐藤188体育官网-【体育娱乐】@をはじめ、役員、部局長、教育研究評議会評議員などの幹部職員、その他188体育官网-【体育娱乐】@及び188体育官网-【体育娱乐】@などの本学関係者に加え、自治体や地方金融機関等の関係者を合わせて約75名の聴講者が集まりました。講演者の長尾忠行市長からは、本学との連携?協力に関する協定をきっかけに始まった連携調査研究事業をはじめ、第2次平川市長期総合プラン、平川市の「まちの個性」の確立を目指した7つの取組について説明がありました。特に「まちの個性」の確立の取組では新エネルギーの地産地消、地元食材の新たな産業創出?6次産業化、インバウンドの戦略的プロモーションと受入環境整備などの独創的な取組が説明され、市民ファーストでの「挑戦」をキーワードに取り上げ、聴講者の興味関心を引き付けました。
聴講者からは、新エネルギーの地産地消で説明された平川市バイオマス産業都市構想についての質問が相次ぎ、木質バイオマスチップや廃材?排水等から抽出したメタンガスによるバイオ発電など、地域循環型社会への挑戦について説明があり、予定していた講演会時間を過ぎるなど、大盛況のうちに終了しました。