平成29年2月22日(水)八戸サテライトにおいて,「八戸観光創造委員会&弘前大学八戸サテライト主催『おもてなしに役立つ韓国語講座』」を開催しました。
同講座では,韓国の生活様式や食文化,実践的な会話を学ぶことによって韓国人に対するおもてなしの充実やコミュニケ―ション能力の向上を目的としており,3月22日(水)まで全5回の講座を予定しています。目的の背景には,国で2020年までに訪日外国人者数4,000万人達成を目標に掲げていることや,日本における訪日外国人が年々増加し続け,青森においても外国人来訪者は増加し続けていること,特に韓国と青森間の国際定期便もあることから韓国人も多く訪れているという現状があります。
初回は,弘前大学 教育推進機構 教養教育開発実践センター非常勤講師 鹿嶋 英愛(カシマ ヨンエ)氏から「ガイダンス?基本表現」と題した講義が行われました。同講義では,韓国語の成り立ちや発音方法を歴史に基づいて説明があり,日本語の発音との違い,日本語と韓国語との共通点などを独自の解釈を交えつつ柔軟な表現で解説されました。後半では日常生活における日本と韓国のマナーの違いを漫画やシミュレーションを交えて解説し,終盤では実際に受講生同士が,マナーに則って韓国語で簡単な自己紹介を行いました。
年齢を問わず韓国語に興味を持った15名が同講座を受講し,終始身振り手振りを交えた熱意ある講義に,受講生も真剣な様子で,時折笑顔で答えていました。文法や教養としてではない,実際に韓国人観光者へ快適な「おもてなし」を提供するための実践的な内容に,受講者から今後の講義への期待の声が上がっていました。