弘前大学出版会では,平成26年1月から平成28年12月までに同出版会から刊行された18作品の中から,優れた作品を選定し「第8回弘前大学出版会賞」として表彰を行いました。受賞作品には,加藤陽治特任教授(教育学部)と石井忠氏(元 森林総合研究所バイオマス化学研究領域 チーム長)らが編著者としてまとめた『植物細胞壁実験法』が選ばれました。本書は,第一線の研究者(著者全82名)が,これから研究を始める人の立場に立って記述した本格的な実験マニュアル書であり,植物科学?木質科学?資源科学などの分野の大学学部生,大学院生,研究者や技術者のためのマニュアルとして有用な書籍です。身近な素材を用いた実験法について,多方面からのアプローチが具体的に示され,今後の当分野を担う研究者にノウハウを継承していく熱意が込められており,大学出版会として刊行の意義が大きいものです。専門各誌に書評等が掲載されたほか,関連分野の学会で書籍紹介され,好評につき初版第1刷が完売し,増刷となりました。
6月30日,附属図書館において表彰式が行われ,佐藤敬188体育官网-【体育娱乐】@をはじめ,学内外の多くの関係者が列席した。受賞者には,足達薫編集長から記念のガラス製表彰楯が贈られました。
平成16年に学内組織として設立された同出版会は,大学教員の研究成果をはじめ,教養書,教科書,地域の特色や文化の紹介など活発な出版活動を行っています。3月末時点での累計出版数は201点となり,さらなる事業の普及?振興に努めています。
本表彰式が新聞に掲載されました。
記事内容は次のリンクからご覧いただけます。
○東奥日報 2017年7月1日(土)22面掲載
『植物細胞壁の実験本 弘大出版会賞を受賞 著者?石井さん表彰』
※東奥日報社の許可を得て掲載しております。
(この画像は、当該ページに限って東奥日報社が利用を許諾したものです。)
○陸奥新報 2017年7月3日(月)16面掲載
『細胞壁実験の解説評価 弘大出版会賞 石井、加藤氏を表彰』
※陸奥新報社の許可を得て掲載しております。
(この画像は、当該ページに限って陸奥新報社が利用を許諾したものです。
転載ならびにこのページへのリンクは固くお断りします。)
<第8回弘前大学出版会賞>
?「植物細胞壁実験法」
(石井忠、石水毅、梅澤俊明、加藤陽治、岸本崇生、小西照子、松永俊朗 編著)