北日本新エネルギー研究所では,青森県における風力発電設備メンテナンスに関する地元での取り組みを活性化し,今後増大する市場で地域が活躍できる場を見出すことを目的として,平成29年7月24日(月),風車ブレードメンテナンスロボットの現地試験と風車メンテナンスの講演会を鰺ヶ沢町で開催しました。
第一部では,鰺ヶ沢町の市民風車「わんず」にて,風車ブレードメンテナンスロボットの現地試験を行いました。試験ではロボット上部のカメラがブレード(羽根)表面の状態を撮影し,送信された映像が地上のパソコンで確認されました。また,同ロボットでは遠隔操作で表面の修復や落雷時の導通試験も可能となり,安全で効率的なメンテナンス技術の説明が行われました。
第二部では,風力発電に関する最新の状況についての講演会が行われ,NEDOにおける風力発電の取り組みやスマートメンテナンス技術研究開発の最新の状況について講演が行われました。