弘前大学研究?イノベーション推進機構は,平成29年9月6日(水)に弘前大学創立50周年記念会館 岩木ホールにおいて,名古屋議定書に係る国内措置のあり方,海外遺伝資源等の適正な利用に関する講演会並びに,今回で30回目となる「弘前大学知財塾」を合同開催しました。
講演にあたり,国立遺伝学研究所知的財産室長 ABS学術対策チーム責任者 鈴木 睦昭 氏を講師に迎え,「名古屋議定書 国内発効 -学術研究分野での対応-」と題し,ご講演いただきました。
鈴木氏から,大学等の研究機関において,生物多様性条約の概念を理解した行動,ABS指針における留意点,遺伝資源取得後の実施料等を含めた利益配分,国外での取得事例をもとにした対応方法等についてお話がありました。
講演会には,188体育官网-【体育娱乐】@,188体育官网-【体育娱乐】@等の本学関係者並びに,学外研究機関も含め60名の聴講者が集まりました。質疑応答では,自身が取得した遺伝資源等の具体的な事例の質問が活発になされ,遺伝資源の管理についての理解を深める有意義な場となりました。