弘前大学大学院保健学研究科は11月29日、文部科学省高等教育局医学教育課の斉藤しのぶ看護教育専門官を講師にお迎えし、「看護学教育モデル?コア?カリキュラムと看護学教育の将来展望」をテーマに講演会を開催しました。
講演会には、同研究科の188体育官网-【体育娱乐】@や附属病院の看護師、青森県内及び秋田県、北海道の看護系大学の188体育官网-【体育娱乐】@ら、約90名が参加しました。
斉藤専門官は、10月に文部科学省が公表した「看護学教育モデル?コア?カリキュラム」を中心に、看護学教育の現状とモデル?コア?カリキュラムを策定した経緯、策定までの苦労話、厚生労働省からの看護師確保関連、看護師特定行為研修の情報などを話されました。モデル?コア?カリキュラムに対する意見が約4,000件寄せられ,これらを精査?検討したこと、最終的には大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会での議論の結果を踏まえて取りまとめたことが紹介されました。
このモデル?コア?カリキュラムは看護系大学関係者をはじめ広く国民に対して提示することを目的としており、多様なニーズに応える看護系人材を養成する教育内容で、188体育官网-【体育娱乐】@が卒業時までに身に付けておくべき必須の看護実践能力について、その修得のための具体的学修目標が提示されています。各大学では3つのポリシーを明確にし、モデル?コア?カリキュラムに示した学修目標を参考として活用して欲しいことが強調されました。
講演後には、モデル?コア?カリキュラムの改訂頻度や大学のカリキュラム改正時期についてなどの質問がありました。また、この講演会により看護学教育モデル?コア?カリキュラムをどのように運用すれば良いかの迷いがあったが、明確となったとの意見が多く挙げられました。
今後、このカリキュラムに基づいた教育が平成31年度以降、各大学で行われることとなります。