人文社会科学部の関根達人教授が、「考古学の芥川賞」とも評される第31回(平成30年度)濱田清陵賞を受賞することになりました。アイヌ文化と和人社会の関係を考古学の視点で研究する一方、江戸時代の墓石や石碑に刻まれた文章に着目し、紙の文書に記されなかった歴史を明らかにするなど、中近世の考古学研究で多くの成果を上げたことが評価されました。
◇詳しくは朝日新聞デジタル
浜田青陵賞に関根達人氏 考古学的な分析手法を評価(2018年7月25日)
https://www.asahi.com/articles/ASL7L7R3GL7LPLZU00V.html
岸和田市文化賞(濱田青陵賞)は、大阪府岸和田市にゆかりが深く、日本考古学の先駆者として偉大な功績を残し、多くの後進を育成した濱田耕作(号 青陵)博士没後50年に当たる1988年に、岸和田市と朝日新聞社とが創設しました。濱田青陵賞は、博士の業績を称えるとともに、わが国の考古学の振興に寄与する目的で、業績のあった新進の研究者を表彰するものです。歴代の受賞者には文化功労者の東野治之氏(第1回受賞者)や元文化庁長官の青柳正規氏(第4回受賞者)をはじめ、多くの優れた研究者が名を連ねています。
受賞に関連して来る9月23日(日)に岸和田市立文化会館にて授賞式?記念講演?記念シンポジウムが行われます。