11月19日(火)に八戸プラザホテルで 「ものづくり産業パートナーフォーラム in はちのへ」が開催されました。
このフォーラムは、県内横断的な産学官金の連携組織であるイノベーション?ネットワークあおもり主催で県内中小企業のものづくり産業の高度化?活性化の推進を目的として開催されたもので、学術支援機関からも研究成果の展示?発表等が行われました。
本学からは、大学院理工学研究科理工学専攻 知能機械工学コース 麓 耕二 准教授のシーズ「氷スラリー生成装置の開発」のテーマでブース展示と発表を行い、企業や支援機関の方々との活発な情報交換等が行われました。
「氷スラリー」は現在、鮮魚等の直接接触型保冷剤として利用されております。従来型装置で生成されるものは塩分濃度が高く、保冷温度が低くなりすぎてしまう問題点があります。本研究は、従来技術では困難だった「低塩分濃度水溶液を用いることが可能な氷スラリー生成装置」の開発を行ったものです。装置に稼働部がなくシンプルな構造で小型化が可能になったことと、塩水だけでなく、あらゆる水溶液をベースに氷スラリーの生成が可能である点が特徴です。
氷スラリーは生鮮品の保冷だけではなく、農作物の予冷、医療分野、及び新たな嗜好品の開発(氷シャーベット状食品)等、様々な分野の応用的利用が期待できます。
本件は地域共同研究センターの上平コーディネーターと工藤コーディネーターが企業等との窓口を担当しておりますので、ご相談等をぜひ地域共同研究センターへお寄せいただければと思います。