弘前大学地域創生本部ボランティアセンターは令和2年7月26日(日)に今年度第1回目となる野田村支援交流活動として,ZOOMを利用したオンライン茶話会を開催しました。
本学ボランティアセンターでは,平成23年3月11日に発生した東日本大震災によって甚大な被害を受けた岩手県九戸郡野田村へ,震災直後から人的支援を開始し,毎年継続的な支援を行っており,今年度で10年目となります。近年では,災害復興支援から交流活動に方針を移し,地域コミュニティ活性化のため,盆踊り祭りの実施補助など,村民の方々の暮らしとニーズに寄り添った活動を行ってきましたが,今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から,対面式の活動を中止し,オンライン上での交流活動にシフトしました。
初めての試みとなるオンライン茶話会は,ZOOMのビデオ会議を利用し,野田村新町地区コミュニティーセンターの野田村会場と弘前市民文化交流館ホールの弘前市会場の二つのパブリックビューイング会場,自宅にいる188体育官网-【体育娱乐】@等をつないで実施しました。
オンライン上では,自己紹介や近況報告,ラジオ体操や弘前にまつわるクイズなどを行い,参加者がお互いの元気な姿を見せ合い,交流を行いました。中には「こんなに野田村へ訪れなかったのは震災以降初めて」と話す参加者もおり,「画面上ではあるが元気な顔を見ることができて安心した」という声も聞かれました。また,「オンラインで会えたことは嬉しいが,やっぱり直接会って空気感を感じたい」「コロナ禍が終わったら,また野田村で美味しいものを食べたい」「直接訪れたい気持ちがより大きくなった」など,対面式の活動に思いを寄せる声も多くありました。
当該活動へは,本学関係者8名(188体育官网-【体育娱乐】@5名,188体育官网-【体育娱乐】@3名),本学OB1名,弘前市職員4名,他大学教員3名,弘前市民16名,野田村村民9名の計41名の参加がありました。
当センターでは,交流活動を中心とした継続的な支援によって,大災害を風化させることなく,次世代へ継承することが重要であると考えており,今後も野田村での支援交流活動を続けていく予定です。また,対面式の活動が制限される中,オンライン上でできる活動について調査し,本センターのマンパワーを地域課題の解決に向けて最大限活かせるように活動してまいります。
【弘前大学地域創生本部ボランティアセンターHP:https://huvc.net/】
オンライン茶話会弘前会場の様子