令和2年度国立大学法人運営費交付金における評価結果について
2020.07.31
広報
文部科学省は令和2年度国立大学法人運営費交付金の一部を傾斜配分する制度について、弘前大学を含む全国立大学の評価結果を7月28日に公表しました。(各大学には令和2年1月23日に文部科学省から評価結果、配分額を伝達済。)
運営費交付金の評価については、平成28年度に導入された「機能強化の方向性に応じた重点支援」及び令和元年度に導入された「成果を中心とした実績状況に基づく配分」の2つの仕組みによる評価となっています。
「機能強化の方向性に応じた重点支援」については、機能強化の方向性に応じて各国立大学が構想した戦略と評価指標に基づき評価する制度で、本学は「地域貢献」の枠組みを選択した55大学の中で上位9位、配分率 102.5%となりました。この結果を受けて、令和2年度の運営費交付金は427万円の増額措置となっています。
なお、55大学のうち、平成28年度から5年間続けて、配分率100%を超えている大学は、本学を含めて4大学のみとなっています(北海道?東北地区では唯一)。
「成果を中心とする実績状況に基づく配分」については、共通指標に基づいて客観性の高い評価?資源配分を行う制度で、本学では対象となった12の指標のうち、10の指標で配分率100%以上を獲得しました。この結果を受けて、令和2年度の運営費交付金は1,987万円の増額措置となっています。
なお、本学の配分率100%以上となった指標の数「10」は、「地域貢献」の枠組みを選択した55大学の中で4位となっています。
○「成果を中心とする実績状況に基づく配分」各指標の評価結果
?卒業?修了者の就職?進学等の状況 100%
?博士号授与の状況 100%
?カリキュラム編成上の工夫の状況 105%
?若手研究者の雇用状況 110%
?常勤教員当たり研究業績数 105%
?常勤教員当たり科研費受入実績 100%
?常勤教員当たり受託?共同研究受入額 105%
?人事給与マネジメント改革推進状況 95%
?ダイバーシティ環境醸成の状況 95%
?会計マネジメント改革推進状況 115%
?常勤教員当たり経営資金獲得実績 100%
?施設マネジメント改革推進状況 100%
配分率が95%となった?人事給与マネジメント改革推進状況?、?ダイバーシティ環境醸成の状況?の2指標については、今後、配分率100%以上の評価を獲得できるよう、引き続き改善を図って参ります。
■文部科学省の公表資料についてはこちら (文部科学省HP)
(重点支援の評価結果)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1417263_00001.htm
(成果を中心とする実績状況に基づく配分)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1417264_00001.htm