弘前大学を含む弘前市内の6大学で構成している「大学コンソーシアム学都ひろさき」では,令和3年1月23日(土)に,6大学合同シンポジウム『これからの生活を考える~感染症に負けないため一人一人ができること~』を土手町コミュニティパーク(青森県弘前市土手町)で開催しました。聴講方法は20名限定の公開視聴会場及び青森県弘前市内のローカルニュースを扱う動画配信サービス(アップルストリーム)でのライブ配信によるハイブリット形式で実施しました。また,配信動画は無料で事後視聴が可能です。当日は公開視聴会場20名,ライブ配信からの視聴が110名,計130名が聴講しました。
本シンポジウムは,新型コロナウィルス感染症が国民の健康や経済活動,生活に大きな影響を与えている中で,健康な生活を送るためには新しい生活様式への変換と一人一人の行動が重要であることを念頭に,新型コロナウィルスの特徴やインフルエンザ等との違いについて学び,withコロナの生活について地域住民と共に考えました。
基調講演では,『新型コロナウィルスとどう向き合うか』をテーマに,弘前医療福祉大学教授 中根明夫先生(元弘前大学医学研究科?教授)を講師に迎えました。当日は人数制限のため来場出来ない方を考慮し,事前質問を募集したところ,「日常生活における感染リスク」「ワクチンに関すること」「コロナ収束がいつになるのか」「後遺症について」等の多数の質問が寄せられ,この内容を踏まえて,先ずは「世界と日本の状況」や「コロナウィルスとは」を皮切りに,「コロナウィルスの治療やワクチン接種」,「感染予防」について説明があり,終わりに「今後の予測」について述べられました。
会場を訪れた参加者からは,「感染者に対する誹謗中傷は日本特有なのか」「集団免疫獲得に必要な抗体保有率の根拠とは」「ワクチンの必要接種回数は」「マスクの種類や付け方」「日用品におけるコロナウィルスの生存期間」等の多数の質問があり,このテーマに対する関心の高さが伺える有意義なシンポジウムとなりました。
◇本シンポジウムは全編オンライン配信しています。
http://applestream.jp/7208/ (アップルストリームホームページ)