「東日本大震災から復興を考える~チーム北リアスの10年~」(弘前大学リレーシンポジウム第3回)を開催(令和2年度弘前大学地域創生本部ボランティアセンター活動報告会× 人文社会科学部地域未来創生センターフォーラム)
弘前大学地域創生本部ボランティアセンターと人文社会科学部地域未来創生センター主催で,令和3年3月10日(水)にZoomによるオンライン配信とヒロロ4階 弘前市民文化交流館ホールにてハイブリッド形式で標記事業を開催しました。
本事業は,東日本大震災から10年を迎える今,震災の発生から今日までの10年間を振り返り,震災の教訓を共有することで,復興支援について理解を深めるとともに,地域創生本部ボランティアセンターが令和2年度に実施した活動を皆さまと振り返り,新しい年度に向けて事業の見直しを行うべく実施するもので,当日は会場参加者70名,Zoomでの参加者47名の合計117名の参加がありました。
弘前大学では,震災発生直後から「チームオール弘前」として,弘前?八戸?関西圏の有志で結成された『チーム北リアス』に参画しており,今日まで地域未来創生センター,ボランティセンターを中心に震災復興から交流活動,住民調査などを行ってきました。
本フォーラム第1部では,『チーム北リアス』の中核となるメンバー7名にご登壇いただき,それぞれの立場や専門分野から見た震災復興から学んだことについて講演いただき,続いて小田 祐士 野田村長を交えてパネルディスカッションを行い,これまでの,そしてこれからの復興支援について議論を行いました。
第2部では,本学が東日本大震災から得た学びを活かして活動している地域創生本部ボランティアセンターの令和元年度?令和2年度の活動について,本センター188体育官网-【体育娱乐】@事務局の2名が登壇し報告しました。188体育官网-【体育娱乐】@の2人からは活動報告と併せて,ボランティアを通じたコミュニケーションやつながり,行動する大切さを学んだことや,課題?反省点などについても報告がありました。
フォーラムの中では「建物が立ったこと,道路ができたことが復興のゴールではない」という言葉が多く聞かれ,被災地では新たなコミュニティ形成,人口減少,記憶の復興や魅力づくりなど様々な課題が残されており,支援?交流をこれからも継続することが重要であることについて繰り返し議論されました。
弘前大学では,今後も継続して「チームオール弘前」そして『チーム北リアス』の一員として,様々な形で野田村への支援交流活動を継続する予定です。
【弘前大学地域創生本部ボランティアセンターHP:https://huvc.net/】
【弘前大学リレーシンポジウムについてはこちら(大学院地域共創科学研究科ホームページ:
https://scs.hirosaki-u.ac.jp/relay/】