【プレスリリース】令和3年度日本臨床衛生検査技師会 学術奨励賞受賞について(保健学研究科)
2021.04.23
研究
弘前大学(大学院保健学研究科)では、千葉県千葉市にて2020年9月5日から6日まで開催されました第69回日本医学検査学会(学会長:山寺幸雄)におきまして「輸液療法時の不適切採血が生化学検査値に及ぼす影響と輸液混入検出指標の検討」(研究代表者 野坂大喜講師)を発表いたしましたが、この度、本研究が優秀演題に選出され、令和3年度日本臨床衛生検査技師会 学術奨励賞を受賞となりましたのでここにご報告いたします。
研究発表概要
(研究発表概要)
輸液治療中患者の血液生化学検査において、不適切な採血操作に伴って輸液溶液が検査用血液に混入する医療インシデントが発生することがしばしば報告されています。本研究では輸液混入に伴ってどのような検査項目に影響が及ぼされるか、また輸液混入を疑うべき検査指標について検討を行い、輸液混入検知支援のためのアルゴリズムを研究いたしました。本技術は総合病院等で一般的に使用されている自動臨床検査分析システムへと組み込むことで、医療インシデントを防止することが可能となり、安全な医療の提供において貢献するものと期待できます。
本研究は、総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)『光学センシング技術を用いた非侵襲輸液血管外漏出遠隔モニタリング支援システムの開発』の支援を受けて行われたものです。
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