弘前大学出版会は、平成31年1月から令和2年12月までに同会から刊行された11作品の中から、最も優れた作品を選定し「第12回弘前大学出版会賞」として表彰しました。受賞作品には、郡千寿子氏(弘前大学理事(教育担当))、仁平政人氏(東北大学大学院文学研究科准教授)が編著者としてまとめた『青森の文学世界 を読み直す』が選ばれました。
本書は、青森県出身の著名な文学者8名を取り上げて、その活動や作品についてアプローチを行った論集です。文学研究?日本語学?国語教育など多様な立場に基づく本書の各論考は、個々の文学者に対する見方を更新し、その魅力や可能性をそれぞれ新たな角度から示しています。
7月12日、弘前大学附属図書館において表彰式が行われ、福田眞作188体育官网-【体育娱乐】@をはじめ、関係者が列席しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東北大学の仁平政人氏はオンラインでの参加となりました。受賞者には、髙瀬雅弘編集長から表彰楯が贈られました。
平成16年に学内組織として設立された弘前大学出版会は、教員の研究成果、一般教養書、教科書などに加え、近年は地域の特色や文化の紹介にも積極的に取り組み、活発な出版活動を行っています。令和3年3月末時点での累計出版数は294点となり、さらなる事業の普及?振興に努めています。
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■陸奥新報 2021年7月15日(木)17面掲載『弘大出版会賞に郡理事ら郷土文学の可能性を提示』
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<第12回弘前大学出版会賞>
『青森の文学世界<北の文脈>を読み直す 』(郡千寿子?仁平政人 編著)