弘前大学

「リンゴ機能性表示食品開発グループ」が青森りんご勲章を受章(被ばく医療総合研究所)

2021.11.11

2021(令和3)年11月5日(金)(いいりんごの日)に、青森市の県観光物産館アスパムにて、第23回「青森りんご勲章」の受章式が開催され、弘前大学被ばく医療研究所三浦富智教授、佐藤祐樹研究補助員が参加する「リンゴ機能性表示食品開発グループ」が表彰されました。
「青森りんご勲章」は、青森にとって重要な県のシンボルである”りんご”を通じた活動により、青森県の産業?経済の発展に寄与した者、及び青森県の名誉を著しく高揚された者に授与されるもので、平成11年度から始まりました。
「リンゴ機能性表示食品開発グループ」は、りんごに含まれるポリフェノールの一種「プロシアニジン」に着目し、2015(平成27)年4月に施行された機能性表示食品制度を活用することで、新たな市場の開拓や高付加価値化を目指し、研究成果の社会実装に取り組んできました。今回の受章にあたっては、「プロシアニジン」の内臓脂肪を減らす機能について研究し、科学的に証明した成果により、りんご生果として初となる機能性表示食品「プライムアップル!」の発売に至り、りんごの高付加価値化に貢献したことが評価されました。
受章について、三浦教授は「弘前大学のスローガンである”世界に発信し、地域と共に創造する”を目指し、リンゴポリフェノールの研究に着手し20年以上がたちました。私たちのこれまでの取り組みを地域の皆さんとともに社会に還元できたこと、そして、その活動を評価していただいたことに心から御礼申し上げます。今後も、青森県のリンゴ振興に携わっていきたいと思います。」とコメントしました。

【関連リンク】
「リンゴの機能性表示食品の開発」で第46回園芸振興奨励賞受賞(被ばく医療総合研究所)
プライムアップル!【王林?ふじ】(JAつがる弘前ホームページ)

左から、三浦富智教授(被ばく医療総合研究所)、庄司俊彦氏(農研機構食品研究部門)、斉藤誠氏(つがる弘前農業協同組合)、高橋 匡氏(青森県産業技術センター弘前工業研究所)、佐藤佑樹研究補助員(被ばく医療総合研究所)

りんごの木?花を模した勲章