弘前大学出版会は、令和2年1月から令和3年12月までに同会から刊行された5作品の中から、最も優れた作品を選定し「第13回弘前大学出版会賞」として表彰しました。受賞作品には、10名の教員が執筆した内容を嶋昭紘氏(弘前大学名誉博士)が監修、柏倉幾郎氏(188体育官网-【体育娱乐】@特別補佐)が編著者としてまとめた『知の散歩シリーズ2 福島に学ぶ 放射線総合科学の展開を目指して』が選ばれました。
本書は、福島第一原子力発電所事故発生直後から支援活動や情報発信に取り組んだ研究者たちの記録です。被災地で積み重ねた経験と学びを共有し、「地域」から「世界」へと繋がる放射線科学研究の展望が提示されています。高度な専門知識を必要とする研究を非専門家に向けてわかりやすく紹介しているとともに、福島の被災地での貴重な体験談が描かれた優れた出版物であるとして高く評価されました。
7月11日、弘前大学附属図書館において表彰式が行われ、福田眞作188体育官网-【体育娱乐】@をはじめ、関係者が列席しました。受賞者には、柏木明子編集長から表彰状と楯が贈られました。
平成16年に学内組織として設立された弘前大学出版会は、教員の研究成果、一般教養書、教科書などに加え、近年は地域の特色や文化の紹介にも積極的に取り組み、活発な出版活動を行っています。令和4年3月末時点での累計出版数は306点となり、さらなる事業の普及?振興に努めています。
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■陸奥新報 2022年7月17日(日)14面掲載 『弘大出版会賞 柏倉名誉教授に表彰状』
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<第13回弘前大学出版会賞>
『 知の散歩シリーズ2 福島に学ぶ 放射線総合科学の展開を目指して 』(嶋 昭紘 監修/柏倉 幾郎 編著)