弘前大学

放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会 講師訪問型実践研修「野あそび」を開催

2022.09.09

弘前大学地域創生本部は、弘前市こども家庭課と共催し、令和4年8月27日(土)に弘前市三岳児童センターにて放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会 第2回講師訪問型実践研修「野あそび」を開催しました。

三岳児童センターでの「野あそび」は昨年に引き続き2回目となります。今回も講師に上木秀美氏(えひめこどもの城 児童厚生員)を迎え、三岳公園で音に注目した「野遊び」のプログラムを行いました。研修では、講師が用意した「しろちゃんからのてがみ」に沿って植物や昆虫を探します。

まず初めに、妖精のしろちゃんからの手紙を確認し、虫に逃げられない様に近づくサイレントウォークの練習を行いました。次に、三岳公園で、どの方向からどんな音が聞こえてくるのかを真ん中の点を自分として、周りに自由に書くサウンドマップを作りました。子ども達は静かに自分の周りの音に耳を澄ませ思い思いの形や線を書いていました。その後、虫取り網などを使い、自由に探索が始まりました。

今回は水中生物にも広がりを持たせ、池の中のヤゴや魚、バッタやコオロギ、トンボなどの昆虫や植物を探しました。見つけた生物は自分なりの名前や特徴を考え、写真に残しました。捕まえても触れない子もいましたが、みんなで楽しそうに観察していました。最後に捕まえた虫を公園内に放し、野遊びが終了しました。撮影した写真は児童センター内で共有し、今後の活動に繋げていく予定です。

研修会終了後のフィードバックの中で他館から参加した職員からは、三岳公園の環境の良さが挙げられ、時間を忘れて取り組む様子が印象的だったと感想が寄せられました。今後も三岳児童センターと妖精のしろちゃんとの交流は続き、年度末の研究発表にて成果の報告が行われる予定です。

しろちゃんからの手紙

手紙を読む様子

サウンドマップ作成の様子

サウンドマップ

虫取りの様子

トンボを観察する様子