弘前大学

「第4回 栽培?飼育教材開発コンクール」において小枝洋平教諭の「知的障害の生徒と取り組むワタ栽培?紡績活動の実現」が最優秀賞を受賞

2023.04.12

日本農業教育学会が主催する「第4回栽培?飼育教材開発コンクール」において、弘前大学教育学部附属特別支援学校 小枝 洋平 教諭の「知的障害の生徒と取り組むワタ栽培?紡績活動の実現」が「人格形成?知識理解部門」で最優秀賞を受賞しました。

本コンクールは、多面的な意義をもつ農業教育における栽培?飼育に関する優れた教材を顕彰し、それを共有?普遍化して、教材の深化ひいては農業教育の発展と日本?世界の農業の未来の形成につながるものと確信して実施するものです。

小枝洋平教諭は、附属特別支援学校中学部の作業学習を見直し「繊維?染料植物の栽培(第1次産業)」→「紡績?染織?縫製などの加工(第2次産業)」→「縫製品販売(第3次産業)」を体系化したカリキュラムを構築?実践しました。

この活動は、多様な障害の状態の生徒の実態に合わせた活動を設定でき、且つ汎用性のあること、活動を通じて他校種との交流が生まれたことなどがコンクールにおいて評価されました。

この活動の内容は 弘前大学教育学部研究紀要クロスロード第26号「小枝洋平?勝川健三?上之園哲也,知的障害児とワタ栽培?紡績に取り組む方法」(2022年3月)に掲載されているほか、近日発刊の日本農業教育学会誌第54巻第1号に講評とともに顕彰されます。

受賞した小枝洋平教諭

収穫したワタを開発した電動ドリルドライバを使って紡績

栽培から紡績?縫製まで生徒自らが行った製作物