平成26年7月30日(水),弘前大学創立50周年記念会館において,平成26年度「科学者発見プロジェクト」テーマ賞の表彰式を開催しました。本事業は,日常のささいな「疑問や興味,アイデア等」を青森県内の小?中?高の児童?生徒から広く募集し,その提案に基づいた研究テーマを本学研究者と共に体験する双方向的な試みであり,本学の地域貢献の一環として平成20年度より実施しています。
応募された中から,発展性,意外性,独創性に優れた研究テーマを選考し,弘前大学教育学部附属小学校5年 室崎 理恩さんの「なぜソーラーパネルは光の種類によって,動いたり,動かなかったりするのだろう?」をはじめ,9件(小学校3件,中学校3件,高校3件)が「テーマ賞」に採択されました。表彰式では,佐藤188体育官网-【体育娱乐】@から表彰状が授与された後,研究テーマ毎に本学教員からいただいた激励のコメントが紹介されました。そして,学校関係者及び保護者などが見守るなか,受賞者を代表して,青森県立弘前南高等学校1年 東海 峻也さんから,受賞へのお礼の言葉と今後の共同研究に対する決意の言葉がありました。
引き続き,第6回共同研究体験発表会が行われ,柏倉研究担当理事の挨拶の後,昨年度共同研究を実施した「ブーメランを投げたらなぜ,もとの位置に帰ってくるのか」(青森市立浦町中学校)等6件の研究成果の発表が行われました。その充実した発表内容は未来の科学者を期待させるものであり,共同研究体験を通じて「関心を探求するプロセス」を研究者と共に体験することで,大学をより身近に感じてもらうよい機会となりました。