本学とダイドードリンコ株式会社は、機能性素材である「プロテオグリカン」(PG)の価値を多くの方々に知っていただくとともにその更なる可能性を研究することを目的として、共同研究を行うこととなり、8月6日(水)に共同記者会見を開催しました。
当日は、本学から柏倉幾郞研究担当理事、大学院医学研究科の中根明夫教授、ダイドードリンコからは長谷川直和ヘルスケア事業部長が出席し、会見を行いました。
会見において、本学からは、1998 年に“氷頭なます”をヒントに、酢酸を使ったサケ鼻軟骨からのPG抽出の研究を始めたこと、その後、地元企業との共同研究により量産化に成功し、数多くの健康食品や化粧品が開発販売され、研究成果としてPGが広く認知されることとなったこと、そして2013 年には文部科学省の補助事業「地域イノベーション戦略支援プログラム」に採択されるなど、機能性素材としての可能性を大いに期待されていることが説明されました。
また、ダイドードリンコからは、地域との共存共栄を基本理念に、これまで青森県や本学、地元企業など多くの関係者の協力によりPG活用商品を開発し、2013年末に発売を開始して好評を得ていること、さらに、新たに同素材を活用した美容系の健康食品を発売することとなったこと、加えて、今回の共同研究では主に「抗酸化?アンチエイジング」、「免疫調節作用(抗アレルギー)」、「抗肥満作用」の3つのテーマを予定しており、将来的には新商品の開発や特許申請等へと展開し、PGの魅力をさらに高めていきたいと考えていること、8月25日には美容ゼリーなどを発売すること等が説明されました。