健康未来イノベーション研究機構が実施する令和6年度「岩木健康増進プロジェクト健診」が、2024(令和6)年6月1日(土)から6月10日(月)の10日間の日程で、中央公民館岩木館及び岩木文化センターあそべーるにて開催されています。今年度から岩木地区に加えて弘前市全体を受診対象地域に拡大し、期間中約1,200名の方が本プロジェクトに参加する予定で、過去最大規模での実施となります。
この健診は、地域住民の健康状態とその問題点を医学的観点から包括的かつ詳細に継続して調査し、健康の維持?増進、日常生活活動と生活の質の向上、そして青森県の短命県返上につなげることを目的として2005(平成17)年から実施しているもので、今年で20年目を迎えました。今年度はマツダや資生堂、NECをはじめとした大手企業が参画し、全55の健診ブースが設けられました。
弘前市岩木地区の住民を対象としたこの健診は、身長や聴力などの一般的な検査項目に加えて、大手企業などが実施する多種多様な検査が大きな特長です。医学研究科と今年2月に共同研究講座「表情?体?心連関科学講座(いい表情と体?心のつながり研究)」を開設したサントリーウエルネス株式会社の「顔撮影」ブースでは、顔画像診断や角層の採取などを行います。
舌や香りを嗅いで心身の健康状態を調べるなどの新しい検査項目も増えたことから、約3,000項目にも及ぶ膨大な健康データの収集が可能となっています。
健診内容:
問診、血液検査(新型コロナウイルス抗体価含む)、尿検査、便検査(腸内環境;検査結果後日返却予定)、味覚検査、聴力検査、嗅覚検査、認知機能検査、骨密度、レントゲン検査(膝関節)、脳波測定、四肢血圧(動脈硬化)、体組成(体脂肪、筋肉量等)、内臓脂肪、血流?体温測定(冷え)、皮膚ガス測定、体力測定(握力、10m通常?最大歩行、2ステップテスト、立ち上がりテスト)、眼底OCT?眼軸長検査、痛覚検査 など
本健診で得られる多項目の健康情報を活用して、青森県の短命県返上と、世界の健康長寿をかなえるビジネスモデルの事業化を目指していきます。
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