弘前大学

青年期および成人期の自閉スペクトラム症の診断評価に、自然言語処理技術を用いた初めての診断方法を発表

2024.11.21

プレスリリース内容

本学研究者

弘前大学大学院保健学研究科 心理支援科学専攻 斉藤 まなぶ 教授(「研究者総覧」の研究者ページへ)

本件のポイント

保健学研究科及び医学研究科の客員教員である加藤澄先生(青森中央学院大学?教授)が、本学の斉藤まなぶ教授(保健学研究科)、中村和彦教授(医学研究科)と共同で研究を進め,青年期および成人期の自閉スペクトラム症 (ASD) の診断評価に、自然言語処理技術を用いてインタビュー中の言語を解析する手法が有用である可能性を発表しました。これは、機械学習の技術を用いた語彙-文法資源の選択の分析(1) による判別の可能性を示唆する初めての発表です。

本研究の成果は、9月に米国の権威ある学術誌「PLOS ONE」に掲載されました。

用語説明

  • (1)語彙-文法資源:選択体系機能文法(SFL)の体系による語彙と文法資源。一般的な文法とは異なる。

論文情報

著 者:Sumi Kato, Kazuaki Hanawa, Manabu Saito, Kazuhiko Nakamura
論文名:Creating a diagnostic assessment model for autism spectrum disorder by differentiating lexicogrammatical choices through machine learning
雑誌名:PLOS ONE
DOI:10.1371/journal.pone.0311209

詳細

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プレスリリースに関するお問合せ先

弘前大学大学院保健学研究科 心理支援科学専攻 教授 斉藤 まなぶ
TEL:0172-39-5488
E-mail:smanabuhirosaki-u.ac.jp